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日用品

ドクターブロナー(DR. BRONNER’S)のマジックソープ

我が家のお風呂場には、ドクターブロナーのマジックソープしかありません。

会社・創業者について

同社のHP(https://www.drbronner.jp)によると、ドクターブロナーは、遡ること1858年にドイツのユダヤ人街で石鹸メーカーとして始まった老舗の石鹸メーカーです。

創業者のエマニュエル・ブロナーは1920年にアメリカに移住。

両親がナチスによる強制収容・殺害された経験から、世界平和と宗教や民族の差別のない”オールワンビジョン”を唱えるも、その主張の強さから精神病院に収容・逮捕され、ショック療法を受けたようです。

病院から脱出後、ヒッチハイクでロサンゼルスまで逃げ、1948年にドクターブロナーを設立。

その後、会社は子供・孫へと受け継がれて現代に至ります。

ブロナー氏は、精神病院で受けたショック療法が原因で60年代に失明されたようです。

製品について

“オールワンビジョン”は同社の企業理念となり、同社の製品にも、このビジョンが強く反映されています。

途上国に多い同社の生産拠点では、有機原料の使用、ゼロエミッション、フェアトレード、女性雇用の問題に早くから取り組んでいます。

原料:

ヤシ油、パーム油、水酸化Na、水、香料(天然精油)、オリーブ果実油、アサ種子油、ホホバ種子油、塩化Na、クエン酸、トコフェロール

価格は140gで、1000円以上と決して安くないですが、原材料の品質と、フェアトレードの観点からは適切な価格なのかもしれません。

我が家の使い方

我が家では、体を洗う場合、基本的には湯シャンです。

石鹸を使用するときは、このマジックソープバーで、髪の毛、顔、体、全て洗います。

特に髪の毛も、キシつく感じはしませんが、必要に応じてお風呂の後にホホバオイルを使用しています。

パッケージはシンプルでおしゃれなのですが、紙しか使用していない為、ゴミも最小限です。

まとめ

2018年に創立70周年を迎えたドクターブロナー社。

長く続く企業は、製品の品質もさることながら、企業理念に共感して、サポートしたいと考える人も多いのだと思います。

「固形石鹸1つに1000円以上?!」と思うかもしれませんが、シャンプーや洗顔料が不要になる事を考えると、トータル費用としては節約できるかもしれません。

お風呂場のモノも少なくなりますし、シャンプーボトル等のプラスチックゴミ削減も有難いです。

日用品は毎日使うモノだからこそ、環境負荷が少なくて、体にも良いモノを選びたい、というのが我が家の考えです。